頻発する局地的豪雨への対策に独自の気象観測システムを導入
東京都西多摩郡瑞穂町

近年増加する局地的な豪雨災害は、予測が難しく、従来の気象データだけでは対応が困難でした。平成28年8月の台風9号では、瑞穂町を1時間に120mmの記録的な豪雨が襲い、浸水や土砂災害が発生しました。これにより、避難対策の強化が喫緊の課題であることが浮き彫りになりました。
なぜ「POTEKA(ポテカ)」が必要だったのか?
北東に広がる狭山丘陵と南に隣接する横田基地の影響により、小さな自治体でも地域ごとに雨量・風向・風速が異なることから、刻々と変化する局地的な雨の状況をリアルタイムで把握しきれませんでした。
そこで瑞穂町は、リアルタイム観測で気象変化をキャッチできる「POTEKA」を導入しました。「POTEKA」は、町のきめ細かな雨量情報をリアルタイムで提供し、迅速な避難情報の発令を可能にしました。また、災害の恐れがある際に町全体で対応を強化する「非常配備態勢」への移行判断も、より迅速かつ的確に行えるようになりました。「POTEKA」の導入により、住民の安全を考えた、きめ細やかな防災対応を実現しています。
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